2023年3月29日から9月25日までの期間にグループ分けをさせていただき、対面形式でワークショップを交えながら実施しました。
参加していただいた方は、管理職(園長・主任・副主任)、リーダー・中堅保育士(5年以上経験)、新人保育士(0~3年)、調理現場スタッフを含む計19名です。
研修では、7つの習慣を分かりやすくまとめた資料を使用し、10本のVTRを視聴しながら、実際の保育現場での30の演習を通じて学びを深めました。
また、学んだ内容を実践につなげるために、チャレンジ目標を7つ設定し、日々の業務の中で活かしていくことを目指しました。研修では、すべての習慣を網羅しながら実践し、保育の現場における応用力を高めました。

研修は終始和やかな雰囲気で進行し、参加者の皆さまが主体的に意見を交わす場面が多く見られました。積極的に発言し、自身の経験と照らし合わせながら考えることで、学びがより深まっていたことが印象的でした。
特に、グループディスカッションでは、多様な視点が交わされ、新たな気づきが生まれる瞬間が多くありました。参加者同士が互いに学び合いながら、自身の保育観を見直し、より良い実践につなげるためのアイデアを共有する場となりました。

参加者の皆さまから、多くの気づきや変化がありました。
「自分はネガティブになりがちですが、パラダイムシフトを経験し、多角的な視点を持つことで、子どもや保護者、職員との関わり方を広げていきたいと感じました。」
「日常の業務の中で、反応的な行動をしていることに気づきました。一時停止ボタンを押し、主体的な反応に切り替える意識を持っていきたいです。」
「『終わりを考えてから始める』という考え方が、自分には必要だと実感しました。ミッションステートメントを作成し、自分にとって大切なことを明確にしていきたいです。」
「最優先事項を意識して決めていくことの大切さを学びました。日々の業務の中で、何から手をつけるべきかを整理し、時間の管理を改善していきたいです。」
「今まで、人と話す際に『目と耳と心』を使って聴くことができていなかったことに気づきました。共感を大切にしながら、相手の話をしっかり聴くことを意識していきます。」
「相乗効果が発揮できたとき、お互いの達成感を共有でき、チームの絆が強くなることを実感しました。信頼関係を築くことが、より良い保育環境につながると確信しました。」

本研修を通じて、「7つの習慣®」の考え方が保育現場に適していることを再確認しました。単発研修で終わらせるのではなく、「研修と実践の繰り返し」による往還型研修として、保育者の成長と保育の質の向上につなげていきます。
また、園の理念や方針に基づき、「7つの習慣®」を共通言語化することで、組織全体の価値観を共有し、思考・行動の一貫性を高めることができると考えています。
引き続き、次年度も新たに入社する保育士やパートの保育士に向けて研修を実施する予定です。より多くの保育者の皆さまに、自己リーダーシップを育みながら、保育の質を向上させる機会を提供していきます。
保育の質を高めたいとお考えの園の皆さま、ぜひこの研修を導入しませんか? 私たちと一緒に、より良い保育環境を築いていきましょう!