「リーダー・イン・ミー」は子どもたちのリーダーシップを育み、生き生きとした学校文化を築きます。

「リーダー・イン・ミー」の目的は大きく2つあります。一つは学校改革、もう一つは21世紀を生き抜く子どもたちが自ら考え行動し、他者と協働してより大きな成果を生み出せるような「人間力」を養うことです。

 ①学校改革 

「リーダー・イン・ミー」は、どんな学校においても共通の課題や目標となる「リーダーシップ」「文化の創造」「学力向上」の3点において、その効果を高めることを目的に設計されています。

②子どもたちの「リーダーシップ」を育む

「7つの習慣®」を活用し、21世紀を生き抜くために自ら考えて行動できる「自己リーダーシップ」を開発し、その上で他者と協働できる「人格」を育むプログラムです。

「7つの習慣®」をベースとした学校改革プログラム「リーダー・イン・ミー」は、「すべての子どもはリーダーになれる」という方針のもと、単に人を導く「リーダーシップ」だけでなく、自分で考え主体的に行動する「リーダーシップ」の能力を学校全体で育成し、「一人ひとりがリーダー」となる文化を形成します。

またこのプログラムは子どもたちだけのためのものではなく、教職員、保護者の意識改革や学校の課題解決を目的として導入することで、現在、学校が取り組んでいるプログラムや授業をより効果的に実施できるようになります。

その結果として、学業への効果はもちろん、学校規律の改善、非行の減少、教職員のモチベーション向上や保護者の積極的な関与などさまざまな成果につながります。その理由の一部をご紹介させていただきます。

①教職員、児童・生徒の「異なるものの見方」

リーダー・イン・ミーでは、すべての子どもには才能があり、すべての子どもがリーダーである、という見方に基づいています。こうした見方を教職員、保護者、そして子どもたち同士が持つことで、一人ひとりがお互いの価値と才能を高め、互いに可能性を引き出します。

②まず「自分」から変わる

リーダー・イン・ミーでは教職員が子どもに「7つの習慣®」を教える前に、まず教職員自身が「7つの習慣®」を学び、模範となる姿勢を示します。教職員がまず変わることで、子どもたちの変化をもたらします。最初に教職員が、その次に子どもが、そして保護者、地域が変わっていく「インサイドアウト」のプログラムです。

③「7つの習慣®」の共通言語

「7つの習慣®」を通し、教職員、子ども、保護者との間で共通言語が生まれます。例えば、「大事なことから今すぐに」「わかってあげてからわかってもらう」「自分で考えて行動する」「シナジーを発揮する」などの言葉と意味をお互いが理解しています。このような共通言語があることで、効果的な声かけや指導に繋がります。リーダー・イン・ミーの学校では、子どもたち同士や家庭での会話で、「今のはWin-Winだったよね!」「パパ、反応的になってるよ」などという言葉が聞かれます。

④学校のあらゆる場面で

リーダー・イン・ミーはイベントではありません。カリキュラムでもありません。あらゆる場面でのリーダーシップ育成です。時間割の授業に組み込まれる指導の他に、教職員はあらゆる場所で、あらゆる時間にリーダーシップの育成を行います。他教科の指導、イベント、ホームルームの時間、給食の時間、子どもとの会話、連絡帳への記入など、様々な場面で活用します。リーダー・イン・ミーを導入している教職員はこう言います。「リーダー・イン・ミーはやることが増えるのではないんです。今やっていることをよりよくする方法なんです。」「子どもたちが主体性を発揮し、自ら考えて行動するため、以前よりも指示や指導が減りました。」