新規開校のお知らせ
弊社ペンギンエデュケーションは、令和7年7月18日にフリースクール「ペンギン舎」、8月1日に探求型自立学習塾「ペンギンLABO」を宮城県名取市美田園に開校する運びとなりましたのでお知らせ致します。
この2つの開校に至るきっかけは、保育園やスクールに通う子どもたちの保護者、そして教育講演会のご依頼を受けた行く先々での質問やアンケートでいただく声でした。
また、特にこの3年間は多くの学校と関わらせていただき学校長をはじめ教職員の先生方ともたくさんお話する機会がありました。
「コロナ禍からうちの子が学校に行けない日が増えてきた。今まで考えてもいなかったので…どうしていいかわからないんです。本当に困っています。」
「子どもは勉強がわからないわけじゃないみたいで…けど、なんにもヤル気しないとかしか言わなくて…無気力で学校に行きたがらないんです。それに私も仕事を休んでばかりで職場にも迷惑をかけている。このまま仕事を辞めなくちゃいけないかもしれなくて…」
「学校で友達の輪に入れないみたいです。でもペンギンの英語スクールは楽しいって言って通ってるんですけどね」
「友だちとはうまくやってるみたいなんですけど、授業についていけてないみたいで、毎日の学校の勉強が不安でしかたないみたいです…ペンギンの小学校版（学びの場）をつくってほしいです」
「制度や仕組み、立場など、学校としてできることには限りがある。そして先生方も疲弊している。これからは横田さんのような民間との深い連携が欠かせない」
全国の小中学生の不登校数は約34万人を超えたといわれ、特に宮城県では7,800人超、1000人あたりの不登校児童生徒数が全国最多という結果にもなっています。（2023年度）
https://www.khb-tv.co.jp/news/15494249
不登校の理由は、千差万別で十人十色ですが、そんな保護者の想いに私たちがどう応えられるだろうか？自宅や学校以外の選択肢で子どもたちの教育の機会をどうつくっていけばよいだろうか？何度も社内で議論を重ねてきました。
子どもも保護者も「これでいいんだ」と心から思える居場所とは、どんなところだろう？
たどり着いたのが、この２つの機能を持たせた学び舎でした。
フリースクール「ペンギン舎」は、学校に行けなくても、行かなくても「ありのままの自分」で安心して過ごせる”もうひとつの居場所”。子どもと保護者の”心”に寄り添うことを第一として心の拠り所となるべく存在する場。
探求型自立学習塾「ペンギンLABO」は、同場所で夕方から開校する学習塾。点数アップなど個々の短期的目標達成と長期的視点に立った目指す教育の在り方を追求した学習スタイルで成果に繋げる。そして、保護者の経済的負担をできる限り抑えた地域最安値で「通わせやすい」塾にしました。
詳細は追ってお伝えしていきますが、どちらも小中高の子どもたちの「知りたい！やってみたい！」を育てる個別最適化された場であること。また、学年を問わず（無学年方式）タテ・ヨコ・ナナメのゆるやかな関係性を築きながら協同的な学びができるように子どもたちに寄り添います。
先日、2024年度の合計特殊出生率が発表されました。宮城県は1.00という全国ワースト2位の結果です。また、東北では４県が全国平均を下回りました。今後さらに少子化が加速していきますが、我々大人が本気で向き合っていかなくてはならない課題なのです。
「私たちがやれることはなんだろうか？」
出された数字を見て嘆くだけの傍観者、原因を政治や社会や他者のせいにするだけの非難者ではダメなんです。たとえ小さな力であっても、社会に大きな影響を与えられなくても、やれることを考え続けて行動しなければ。
「子どもを産み育てやすい」と感じる街、言い換えれば「この街で子どもを産み育てる暮らしがしたい」と思える街づくりを、そして「子どもの誰もが保育・教育の機会が保障」される居場所づくりを、弊社の使命はここにあります。
小さな会社ではありますが、これまで関わっていただいた方々や応援いただいた方々、そして今現在、志し同じくして日々取り組んでくれている仲間たちや関係者の皆さんのおかげで、来年でなんとか設立10年の節目を迎えることになります。あらためて、深く感謝申し上げます。
企業理念である【教育共創】に込めた思いをまたひとつのカタチとして、子どもたちが「自分を好き」を感じられる居場所。保護者も「ここなら安心」と思える居場所。そんな「学びと安心の居場所」を名取市から皆さんと一緒に創っていけたらと思っています。
ぜひ、弊社ペンギンエデュケーションの取組にさまざまなかたちで関わっていただき応援してください。どうぞよろしくお願い致します。
“小さな場所から大きな夢を咲かせる”
令和7年6月
株式会社ペンギンエデュケーション
代表取締役 横田 智史
